P検 問題(選択式)
◆ P検はWindowsマシンの試験
パソコン検定試験P検の問題を理解する上で絶対に抑えておかなければいけないことがあります。
それは、世の中の標準は何かということ。p検の問題は、標準を前提に作成されています。
まとめてみると
1.Windows搭載のDOS/V機。
2.クリックで選択して、ダブルクリックで開く設定。
3.マウスは標準設定(右利き)
4.マイナーなことは無視している。
以上を前提に考えるということです。
もう少し詳しく書くと、
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会社などではまだWin95や98搭載機が多く使われています。その当時の一部のメーカー(NECなど)の
パソコンはハード設計が独自であったため、ハードディスクのドライブレターが(A)であったりして、
DOS/V機の(C)とは異なったり、インターフェースコネクターの形状も違います。
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最近のパソコンは、「ポイントして選択して、クリックで開く」が初期設定になっていますので、
p検定の学習をする上では、
設定を変更し「クリックで選択、ダブルクリックで開く」方がよいと思います。
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マウスの設定を左利き用に設定変更されている方は、要注意ですね。P検問題の中で、
ショートカットメニューと表現していればいいですが、右クリックと書いてあると間違えやすいです。
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Win95には市場には単体で出荷されていない(パソコンメーカーへのみマイクロソフトが供給した)
Win95 OSR2というバージョンがあります。
このバージョンはWin95ではあるけれどもWin98に近いものです。
したがってUSBも搭載していますし、この機種を使っている方は注意が必要です。
P検の問題は、それぞれの受験級で必要とされる知識、技能をスキル項目として整理し、そのスキル項目に基づいて作成されています。
◆ 選択式問題合格基準
ここで重要なことは、7科目中1科目でも30%以下があると、不合格になる点ですね。
ですから、例えばLANは苦手だから他の科目で点を稼ごうとしても、LANは最低30%を
確保しなければなりません。
◆ P検問題の解釈について
P検問題文は、公平に誰が読んでも同じ理解が得られるようにやさしい日本語で書かれています。
ですから、人により解釈が異なることは少ないです。
試験内容として問われるのは
a.正しいものはどれか。
b.間違っているものはどれか。
c.適切なものはどれか。
d.語句を選択するもの
に分類されます。
具体例を挙げてみますが、P検の過去問題の引用ではありませんことをお断りしておきます。
a.次の中で、OSの名称として、正しいものを1つ選択して下さい。
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Windows
2000 |
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Windows
2001 |
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Windows
2002 |
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Windows
2003 |
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Windows
2004 |
解答には、「正解」と実際にはありえないものが割り当てられています。
Windows2001〜2004という名称は、ありません。(2002年版はXPといいます)
正解は 1のWindows2000です。
b.次の中でOSの名称として、間違っているものを1つ選択して下さい。
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Windows
NT |
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Windows
CE |
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Windows
ME |
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Windows
SP |
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Windows
XP |
解答には、「現存するもの」と実際にはありえないものが割り当てられています。
ありえないものはWindows SPです。従って答えは、4ですね。
c.ある会社のホームページを毎週月曜日に閲覧しています。
次の中でもっとも適切なものを選択して下さい。
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URLを毎回入力する |
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サーチエンジンで会社名をキーワードに検索する |
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お気に入りの登録し、選択する |
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サーチエンジンの分類カテゴリーから検索する |
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履歴から、検索する |
特に、この問題のような「適切なもの」の意味合いには、よりカンタンに素早く、
正確にという意味合いがありますので、解答欄の「不正解」には時間がかかったり
めんどうだけれど操作としては 間違ってはいない内容があてがわれています。
d.次の( )の中に当てはまる語句として正しいものを選択して下さい。
世の中の事実上の標準のことを( )という。
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デフォルト |
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デガウス |
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デファクト・スタンダード |
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デーモン |
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デコード |
この問題のキーワードが重要ですね。用語の意味に慣れておきましょう
「事実上の標準」のことをデファクト・スタンダードといいます。
e.次の中で、正しいものを選択して下さい。
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CDは、HDより読み取り速度が速い。 |
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HDは、FDより読み取り速度が遅い。 |
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HDは、CDより読み取り速度が速い。 |
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CDは、FDより読み取り速度が遅い。 |
このような組み合わせの問題は、一見複雑のようですが
答えの1と3は矛盾していますね。
相反することを言っていますから、どちらかが正解ということになります。
いずれも問題文の下端に、解答欄があり4〜5つの回答の中から選択します。
問題によっては「答えを2つ選択して下さい。」というものもあり、
1つしか答えていない時には減点になります。
問題文をよく読むこときわめて大切ですね。
問題文には、必ずキーワードが入っていてわかりやすい日本語で書かれています。
ただ、いくつかの特異な用語も見受けられます。
例えば、
メニューバーの中の「ファイル」項目を「ファイルメニュー」と書いてある場合もあります。
例題を繰り返し勉強して、慣れておく必要がありますね。
◆ 流行のキーワードは要チェック
パソコン技術の進歩・発展は著しいものがあります。
例えば、インターネット接続方法のダイアルアップに代わるブロードバンド化、インターフェースのSCSIからUSBへ、フロッピーディスク、MOからCD、DVDへと変化など。
P検の問題も社会情勢や技術動向によってどんどん改定されています。
いまが旬な問題が出題されます。
ユビキタス、SEO、ブログなどの今流行の用語もチェックしておきましょう。
テキストやP検問題集も最新版で勉強することが重要です。
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